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気候変動と国内排出許可証取引制度 価格: 1,785円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 著者が大学院在学中に書いた数本の論文を加筆・修正し、書籍としてまとめたもの。
論文なので、初学者にとっては少し重いかと。
内容は、排出権取引制度のまとめが半分で、残りの半分を各国の事例等が占める。
排出量取引の由来となったアメリカでの鉛の使用権取引の成功事例など、あまり類書には載っていない事例があり、参考になる部分はいくつかあった。
ただ、論文集なので、全体のまとまりがあまりなく、何を目的として本書を買うか、という問いに対してはっきりとした答えが出せないと感じた。 |
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ハワイ研究への招待―フィールドワークから見える新しいハワイ像 価格: 2,625円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 人文社会科学分野の様々な領域にまたがるハワイ研究の論文集。
ハワイ先住民の神話から、近年におけるハワイでの障がい児教育まで、幅広い範囲をカバーしています。
特に、日本国内の学会論文発表数を反映してか、本書の掲載論文にも大枠での「日系人研究」に属するものが多く見られます。
ただ、単なるアメリカの一地方都市としてのホノルル・アメリカの一州としてのハワイを取り上げたものがほとんどみられないのは、ハワイという土地の特殊性なのか、それとも編著者側の意図的な編集によるものなのかはわかりませんが、若干残念な点ではありました。
特に経済的 |
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日本を変えるプランB 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 「プランB」というのは村尾氏の強い自説である。誤解を恐れずに極めて短く言えば、ものを持つことで豊かさを実感する「to have」の時代から、こころの豊かさを実感すべき「to be」の時代へ移行していく変革期に我々は差しかかっており、そのためには現在のプランAの代替案であるプランBを実行していかなければならないという主張である。ではその「プランB」なるものはいったい何なのかというのが問題なのだが、生産者中心社会から消費者中心社会へ、官から民へ、開発重視から環境重視へなど理念的なものがようやく見えてきた段階で、さてそれをどのように実施するのかという具体論についてはこれからの話になっている。理念と |
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